
明大生が、所属するゼミ・研究室を紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は農学部の高橋さんが、金子賢太朗研究室を紹介してくれます!

研究室概要紹介
食事によって、人は太る、痩せる、健康になるなど、私たちの身体はさまざまな影響を受けています。これは、摂取した食べ物が身体と何かしらのやり取りをすることで引き起こされています。
栄養生化学研究室(金子賢太朗研究室) では、この食・栄養シグナルと身体とのコミュニケーションを明らかにすることで、「Food as Medicineの実現」「食による健康寿命の延伸」を目指しています。
金子研究室ではこんなことを学んでいます!
栄養生化学研究室では、食欲の中枢である視床下部と呼ばれる脳の領域やその情報を伝達する内分泌系の働きを調査することで、「食・栄養シグナルと身体の関係」を明らかにしていきます。
現在、私たちは、栄養素の中でも特に「脂質」に着目して、研究を行っています。脂質と聞くと、体に悪いイメージを持つかもしれません。しかし、その一方で、実際は私たちの生活に欠かせない重要な因子で、さまざまな健康効果が示唆されています。

アピールポイント
栄養生化学研究室では、食品成分の機能だけではなく、実際に体内でどのように作用しているかについても詳しくなることができます。特に、食品の研究室では珍しく、脳においてのやり取りを見られる点が魅力です。
そして、2022年度に設立したばかりなので、研究室や実験器具がとてもきれいです。また、大学院への進学希望者が多く、企業との共同研究も活発に行われています。

研究室の雰囲気
とても居心地の良い研究室です!そのため、研究室には自然と人が集まってきます。みんな楽しいことや食べることが大好きなので、イベントには全力で取り組んだり、休憩時にはよくお菓子を食べながらおしゃべりしています。また、ゼミでは活発な意見交換が行われ、「やるべき時はやる。楽しむ時は楽しむ」といったメリハリのある研究室です。

先生の紹介
金子賢太朗先生
金子先生は優しく気さくで、いつも私たちのことを気に掛けてくださいます。イベントの際には一緒に楽しみ、相談の際には親身になって話を聞いてくださいます。そのおかげで、ゼミ生一人ひとりが楽しく研究を行いながら、自分の興味のあることにも取り組めています!
私はこんな理由で研究室を選びました!
元々、食品の機能性に興味があり、食に関する研究室に入りたいと考えていました。研究室紹介の際に、金子先生のお話を伺い、食の機能性について学び、さらに食を通して健康を実現していきたいという目的に引かれ、金子研究室を選びました。1期生ということで少しだけ不安もありましたが、金子研究室に入り自分の興味のあることに出会えたので、とても良かったと考えています。
金子研究室あれこれ
人数
3年次:8人、4年次:6人、大学院生:2人 計16人
OB・OGの主な進路
2022年度設立の研究室のため、OB・OGは不在です。
私の研究テーマについて
私の研究テーマでは、視床下部器官培養系という手法を用いて実験しています。これは、金子先生らが独自に開発した手法で、脳でどのような反応が起こっているかをそのまま見ることができる手法です。これによって、食・栄養シグナルが脳の視床下部と呼ばれる食欲の中枢を担う領域でどう作用しているかを調べることができます。初めて、この手法で実験を行い、反応を見ることができた時は、とても感動しました!
紹介者(写真左)と金子先生
私の研究テーマ
「視床下部ホルモン感受性における脂質構造の質の影響」
※記事中に掲載した写真は撮影時のみマスクを外すなどの配慮をしております
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