
明大生が、所属するゼミ・研究室を紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は政治経済学部の栗原さんが、藤本穣彦ゼミナールを紹介してくれます!
ゼミ概要紹介
ゼミの研究テーマは、食料経済学です。「食べる」という日々の欠かせない行為から経済学を捉え直しています。そして、「食」を入り口に、「食と貧困」「食と環境」「食とまちづくり」など、食とさまざまな事象や複雑な社会問題とのつながりを考え、思考を深めていきます。また、私たちのゼミでは、「問いを立てること」「対話すること」「経験すること」を大切にしており、教室内での学びやさまざまなフィールドワークの中で、経験しながら考える習慣を身に付けます。

藤本ゼミではこんなことを学んでいます!
ゼミでは、事前に書籍を読み、自分なりの問いを立て、それについて全員で対話をしています。藤本ゼミ3期では、『食べものから学ぶ世界史 人も自然も壊さない経済とは?』(岩波書店)、『はじめてのエシカル』(山川出版社)、『エシカル革命』(山川出版社)、『食物倫理入門 食べることの倫理学』(ナカニシヤ出版)などを取り扱いました。
この中で例えば、「あなたが考えるポスト資本主義とは?」「生物工学を用いた、倫理的で持続可能な農法・飼育法はどのようなものか?」などの問いを立て、容易に答えが出ない場合も、問題を解決するため、もしくは問題を解決せずとも豊かに生きていくために、ゼミ生全員で対話を重ねています。
また、食農連携の現場を中心としたフィールドワークの中で、人や自然から学ぶ楽しさや感動を味わいながら視野を広げ、思考力を育みます。

アピールポイント
食料経済学は、「食」と経済との関わりを学び、生き方を見直すきっかけにもなる、そんな面白さのある学問です。また、私たちのゼミでは、机の上の勉強だけではなくフィールドワークも大切にしており、実際に経験することで得られるものを大事にしています。そして、このゼミには、何事にも真摯に向き合ってくださる藤本先生と、頼れるゼミ生たちがいます。このような恵まれた環境で存分にゼミ活動を行えるのは、藤本ゼミならではです。

ゼミの雰囲気
ゼミ生同士の仲はとても良く、ゼミ活動後はよくみんなで食事に行きます。常に和気あいあいとした雰囲気のため、とても居心地が良いです。また、ゼミ活動中は、相手の気持ちや考えを尊重しながら、自分の考えを積極的に発言しています。誰も否定することなく、活発な対話が行えることも、ゼミ生一人ひとりが思いやりを持ってゼミ活動に取り組んでいるからです。

先生の紹介
藤本穣彦先生
藤本先生は、「食と農をローカルにつなぐ」をテーマに、多彩なフィールドでご活躍されています。ゼミ活動では、先生の持つ幅広い人脈の中で、さまざまな出会いの場をゼミ生に作ってくださいます。そして藤本先生は、ゼミ生一人ひとりに真摯に向き合ってくださる先生です。一人ひとりの夢を全力で応援してくださる、心から尊敬できる先生です。
私はこんな理由でゼミを選びました!
理由は二つあります。一つ目は、「食」を入り口にさまざまな社会問題に挑戦できると考えたからです。ゼミ選択の2年次に研究したい分野を絞り切れない中、貧困問題・気候変動・地域活性化など、さまざまな分野を「食」を通じて学べることに魅力を感じました。二つ目は、藤本先生とゼミ生の雰囲気です。座談会などを通して、藤本先生のお人柄やゼミ生の雰囲気の良さに引かれて、「このゼミしかない!」と考えました。

藤本ゼミあれこれ
人数
4年次:12人、3年次:11人
OB・OGの主な進路
食品関係の会社に就職する方が多いですが、金融やIT、広告やコンサルティング関連企業などに就職する方もいます。また、大学院に進学する方も毎年います。
紹介者(写真左)と藤本先生
私の研究テーマ
「持続可能なまちづくり~食と農を軸に、人間と自然の関係を問い直す~」
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