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ようこそ研究室へ
2024.01.15

日本語学的観点から小説を考察し、洞察力と言語化能力を養う(商学部・石出靖雄ゼミ)

商学部教員学生ゼミ・研究室

明大生が、所属するゼミ・研究室を紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は商学部の小宮さんが、石出靖雄ゼミナールを紹介してくれます!

ゼミでバーベキューをした際の集合写真

ゼミ概要紹介

石出ゼミは、小説の表現やレトリック(※)についての研究をしています。映画や小説のレビューで、とても深い読みや考察が載っていることがありますが、あのように深く物語を楽しむことができたら良いと思いませんか?石出ゼミでは、ゼミ生全員で小説を読んで深く掘り下げていきます。自分の読みを誰かに伝えることは意外に難しいのですが、発表を通して、洞察力と言語化能力が非常に鍛えられます。ゼミで身に付けた力は、今後の人生で出会うあらゆる物語の見方を豊かに彩ってくれるはずです。

※レトリック:修辞法。言葉を美しく巧みに使って効果的に表現する方法

石出ゼミではこんなことを学んでいます!

商学部では珍しく、文学の研究をしているところが石出ゼミの特徴です。2年次、3年次の前半までは、グループごとに日本語学的観点や物語論の観点から小説を考察します。発表に対して質疑応答を重ねながら、考えを深めていきます。3年次後半からは、ゼミ生一人ひとりがそれぞれ自分の研究テーマとする小説を決めます。そして先生の指導の下、卒業論文に向けて自分なりの考察をつくり上げます。自分の考察力の成長を感じられるゼミです!

発表に向けて話し合いをしている様子

アピールポイント

石出ゼミは、年間行事も充実しています。合宿は、ゼミ生が主体的に内容を決定します。例えば、以前の合宿では、研究発表に加えてバーベキューや花火などのイベントを行い、ゼミ生同士の親睦を深めました。また、就職活動報告会やOB・OG会などが開催されるので、進路についても相談ができます。学年を越えて親交を深めながら、将来の進路についても考えることができるゼミです。

学年間交流バーベキューでの一枚
合宿での花火

ゼミの雰囲気

穏やかでユニークなゼミ生が多いです。グループワークが多いため、すぐに仲良くなれます。協力して発表内容をつくり上げると、おのずと距離が縮まります。同期と遊んだり、先輩と食事に行ったりもします。とても居心地の良いゼミです。

先生の紹介

石出靖雄先生

温厚で優しく誠実な先生です。石出先生は、近代文学テクストを対象とした表現、文体を研究されています。ゼミ活動では、ゼミ生が成長できるようにいつも考えてくださいます。また、卒業したゼミ生とも食事に行くなど、いつもゼミ生を気にかけてくださり、イベントの際にはゼミ生と一緒に楽しんでくださるすてきな先生です。先生が担当されている日本語表現論は受講者が多く、人気の授業なのでお勧めです!

私はこんな理由でゼミを選びました!

小説を読んで研究できるということが、魅力的だったからです。私は、高校生の頃から小説をよく読んでいました。大学に入学してからも趣味は読書です。ゼミ案内を読み、石出ゼミを見つけたときは驚きました。商学部のゼミに文学研究の分野があるとは思っていなかったからです。文学に触れられる機会が多いゼミは他にはなかったので、迷わずに入室を希望しました。入室してみると、すでに小説が好きな学生と「これから好きになりたい」という学生が半分ずつの割合でした。

石出ゼミあれこれ

人数

4年次:12人、3年次:9人、2年生:15人。男女比は約6:4です。

OB・OGの主な進路

商社やIT関連企業、金融やアパレルなど多岐にわたります。

ゼミの情報を紹介してくれた方小宮大輝さん(商学部3年)

紹介者(写真左)と石出先生

私の研究テーマ
「『葬式の名人』(川端康成)について」

ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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