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ようこそ研究室へ
2023.12.11

犯罪や社会問題の課題を議論し、理解を深める(法学部・上野正雄ゼミ)

法学部教員学生ゼミ・研究室

明大生が、所属するゼミ・研究室を紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は法学部の村中さんと廣瀬さんが、上野正雄ゼミナールを紹介してくれます!

ゼミ概要紹介

上野ゼミでは、犯罪学を研究しています。3年次には2人1組でゼミ2回分、4年次には一人ずつでゼミ1回分を使い、それぞれがテーマを決めて調べたことを発表しています。発表の中ではディスカッションも行い、ゼミ生が自分の考えを持ちながら進めるため、より理解を深めることができます。

上野ゼミではこんなことを学んでいます!

犯罪学は、「犯罪の原因やその遂行過程についての法則性の発見、 犯罪抑止についての施策を対象とする学問」とされていますが、上野ゼミではこれに限らず、おのおのが興味のある犯罪や社会問題について取り上げ、その現状や課題について議論しています。例えば、薬物犯罪や闇バイト、自動運転についての事件に関する法律を学んだり、アニメーションを見て「スケートボードで公道を走ることは合法か?」などを議論したりしました。

普段のゼミの様子①

アピールポイント

発表の中では、ゼミ生同士で活発な議論が交わされ、難しい問題に対しても自分の意見を持っている人が多いです。また、発表の最後には先生がコメントをくださり、発表を通してテーマに関してより深く理解することができます。テーマは、犯罪に関することなら何でも良いため、自分の気になったことを幅広く研究できることが大きなポイントです。

他にも、家庭裁判所に見学に行ったり、他大学と合同ゼミでディベートを行ったりすることもあります。ゼミ生はみんな、何に対しても真剣で魅力的な人ばかりです!

ゼミの雰囲気

全体的に穏やかな雰囲気ですが、議論の際にはみんな真剣に自分の意見を出す、めりはりがあるゼミです。それぞれの発表の時間が200分または100分と長いため、レジュメなどの準備は大変ですが、発表の質は毎回高く、手際良くやるべきことをこなしているゼミ生が多いです。また、優秀な人が多いので、話していると良い刺激をたくさんもらうことができます。

普段のゼミの様子②

先生の紹介

上野正雄先生

上野先生はとても穏やかで優しく、ゼミ生の自主性を大事にしてくださる先生です。議論の際には鋭い質問が飛んでくることもありますが、元裁判官の経験から、貴重なお話をたくさんしてくださいます。

私はこんな理由でゼミを選びました!

村中さん:大学入学以前から、少年法の在り方について疑問を抱いていており、実際に2年次の時に少年法についてレポートを書いた経験からも、「少年法の授業を担当されている上野先生のゼミで学びたい」と考えたからです。また、少年法にとどまらず、犯罪という広い観点からさまざまなことを学べることも魅力的でした。

廣瀬さん:もともと犯罪学自体に興味があったからです。2年次までに法律はある程度学んでいましたが、犯罪学という範囲で見たときに、どのように適用されているのか、社会との関係性を学んでみたいと思いました。

「法律を破った人」と、共に生きるということ|#09 Expand the World|明治大学 法学部

上野ゼミあれこれ

人数

4年次:20人、3年次:20人

OB・OGの主な進路

民間企業(金融、メーカー、IT関連企業)、大学職員、大学院進学、地方公務員、国家公務員

ゼミの情報を紹介してくれた方村中裕哉さん(法学部4年・都立駒場高等学校卒)・廣瀬穂乃花さん(法学部4年・私立流通経済大学付属柏高等学校卒)

写真左から:村中さん、上野先生、廣瀬さん

私の研究テーマ
村中さん「世界の刑務所から更生を考える」
廣瀬さん「刑法39条の実態と課題」

ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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