
明大生が、所属するゼミ・研究室を紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は理工学部建築学科の横川さんが、門脇耕三研究室を紹介してくれます!

研究室概要紹介
「『モノ』に知性を宿す回路は、現代の文脈において、如何に構築可能か?」
建築構法計画(門脇耕三)研究室では、上記をミッションに研究活動を進めています。物の成り立ちについて考え、実践する(つくる)研究室です。個人研究・プロジェクト・課外活動の三つを主な軸とし、建材のリユースや家具作り、その他海外コンペティションへの参加など、さまざまな取り組みが行われています。
門脇研究室ではこんなことを学んでいます!
建築構法計画とは、建築部材の構成方法とその仕組みを考えることを意味します。部材の継ぎ方や雨風から建物を守る仕組みなどが研究されてきた学問です。門脇研究室も、建築構法計画を主に扱う研究室ですが、ここでは建築に限らず全ての物を対象としてその「成り立ち」を考えています。あらゆる事柄を構法を通して同列に語ることから、個人研究の主題は、空き部屋活用や建材輸送・色の見え方など多岐にわたります。

アピールポイント
一人座って考えるだけでは物足りないのが、門脇研究室のゼミ生です。実際に模型や試作品を作り、居心地や機能性、造りや構成について何度も議論を重ねます。研究室や共用スペースでは、大真面目な対話もたわいない会話も、工具を扱う姿も完成したポスターの出来栄えチェックも、同時に発生しています。話して、作って、大笑いして体得する思いも寄らない発見が、創作活動だけでなく私たちの人間的な成長にもつながっています。


研究室の雰囲気
ONとOFFどちらも全力です。向き合う時は真摯に向き合い、遊ぶ時は思い切り遊びます。研究室には昼夜問わずいつも誰かがいて、個人研究についての意見交換やプロジェクトの打ち合わせなど、至極真剣な話し合いが行われています。そうかと思えば、話し合いの終了と同時に運動着に着替えて体育館へ向かい、バレーボール大会が始まります。構成員(所属する教員および学生)の誰もが発案者となり、あらゆることに挑戦していく研究室です。

先生の紹介
門脇耕三先生
学生思いの先生です。毎週の研究室会議では、多様な主題を扱う構成員一人ひとりに鋭くも明快なコメントをくださいます。先生の守備範囲は「地球」とのことです!2023年度はスイス連邦工科大学チューリッヒ校にて客員講師として指導されています。
私はこんな理由で研究室を選びました!
「伝わらない」が伝わると思ったので、この研究室を選びました。門脇研究室では、自分で立てた問いに独りぼっちで戦う必要はありません。もちろん、自分事として向き合う緊張感を抱えつつになりますが、構成員と何度も議論を重ねるうちに「みかた(見方/味方)」をつくることができます。伝わらないもどかしさがないがしろにされることなく、問いが多くの人に伝わるかたちへと育てられていくということは、非常に心強いことです。

門脇研究室あれこれ
人数
29人(4年次:8人、大学院生:21人)
OB・OGの主な進路
個人/組織設計事務所、ゼネコン(総合建設業者)など
研究室の秘密道具・グッズ
たくさんの物たちが門脇研究室を構成しています。過去のプロジェクトで作成された家具をはじめ、歴代の証明写真が貼られた冷蔵庫や即席の紙袋時計、キックスクーターにアヒル、それから数えきれないほどの本があります!
紹介者(写真右)と門脇先生
私の研究テーマ
「再解釈による曖昧観測」
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