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ようこそ研究室へ
2024.01.22

商品やサービスの問題点を特定し、改善策を検証する(商学部・加藤拓巳ゼミ)

商学部教員学生ゼミ・研究室

明大生が、所属するゼミ・研究室を紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は商学部の荒畑さんが、加藤拓巳ゼミナールを紹介してくれます!

ゼミ概要紹介

「消費者からマーケターへ」がこのゼミのコンセプトです。さまざまな商品やサービスに触れても、ほとんどの人は消費者としての反応をするだけだと思います。このゼミでは、商品やサービスの問題点を発見し、その解決を図る戦略を導出し、具体化します。その過程で必要な専門能力として、(1)マーケティング(考える力)、(2)クリエイティブ(デザインなどを生み出す力)、(3)仮説検証(科学的に調査・分析する力)があり、ゼミ活動を通じてこれらの力が鍛えられます。

加藤ゼミではこんなことを学んでいます!

加藤ゼミでは、研究と実務の両面でマーケティングに取り組みます。

研究では、まず商品やサービスの問題点を特定し、改善するアイデア(仮説)を出します。その後、仮説を具現化したデザイン制作、実際の消費者への調査、データ分析による科学的検証、論文執筆を、グループごとに半年かけて実施します。

実務では、私は2年次で三つのプロジェクトに参画しました。一つ目は、神社のプロモーション企画とポスターの制作です。二つ目は、化粧品メーカーの公式YouTubeアカウントの企画・制作・運営です。三つ目は、高知県が主催する経営者・マーケター向けの専門講座の提供で、SNSによるプロモーションをテーマに行いました。これらは実際の消費者に届けられる「実践」そのものです。加藤ゼミでは、この実践的な学びに2年次の春学期から取り組みます。

ゼミ生が作成した神社のポスター
高知県における講座の様子

アピールポイント

加藤ゼミの最大の強みは、就職活動だけでなく、長期的にキャリアを構築するために必要な専門知識と実績を身に付けることができます。私の研究グループでは、飲食店のハンバーグにおける効果的なトッピングの科学的検証をしました。この成果はインターネット上に掲載され、自分の名前を検索した際に実績として確認できます。

ゼミの雰囲気

加藤ゼミに「入るだけ」「いるだけ」では、学べることはありません。受動的な姿勢ではなく、自分自身で主体的に行動しなければ、何も得られません。マーケティングはコミュニケーション能力が不可欠なため、ゼミ生は話すことが好きな人が多いです。楽しみながらも貪欲に成果を求める、めりはりのある雰囲気です。

マーケターとして活躍されている方を講師としてお招きした際の一枚

先生の紹介

加藤拓巳先生

先生は現役のマーケターであり、多くの企業や自治体でマーケティングのアドバイザーを務め、実際の商品・サービスの開発やプロモーション制作に従事されています。この経験に基づいて、将来に関する相談などにも親身に乗ってくださいます。いつも冷静できちょうめんな性格ですが、何よりも楽しむことを大切にされています。

私はこんな理由でゼミを選びました!

私は1年次の頃、大学生活の軸になるものを求めていました。将来に対しても関心はありましたが、何をすれば良いのか全く分かりませんでした。そのような時に見つけたのが加藤ゼミでした。ゼミ紹介のビデオを見て、「この環境なら、自分の将来につながるような能力を、絶対に成長させることができる!」と強く感じました。大学は、自分で行動することによって学びを得る場所です。自分が成長するための、なりたい自分になるための道筋を示してくれるのが、加藤ゼミの良さです。

加藤ゼミあれこれ

人数

3年次:7人、2年次:14人

OB・OGの主な進路

東京電力ホールディングス株式会社、本田技研工業株式会社、スズキ株式会社、株式会社インテージ

研究室の秘密道具・グッズ

統計解析ソフトウエアR、デザインソフトウエアAdobe Photoshop、Illustrator、調査サービス各種

ゼミの情報を紹介してくれた方荒畑徹汰さん(商学部2年・埼玉県立所沢北高等学校卒)

紹介者(写真左)と加藤先生

私の研究テーマ
「食品における色の付加がもたらす魅力:ハンバーグを対象とした色のトッピングと味のトッピングの効果比較」

ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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