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ようこそ研究室へ
2024.02.05

「ことば」の裏に潜む不思議を発見し解決する(情報コミュニケーション学部・坂本祐太ゼミ)

情報コミュニケーション学部教員学生ゼミ・研究室

明大生が、所属するゼミ・研究室を紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は情報コミュニケーション学部の浅井さんと馬場園さんが、坂本祐太ゼミナールを紹介してくれます!

ゼミ概要紹介

坂本ゼミは「ことば」をテーマに扱っています。日頃、私たちは意識することなく「ことば」をうまく使いこなして円滑にコミュニケーションを取っていますが、その背景にはさまざまな不思議が潜んでいます。ゼミでは、まずグループワークや教科書の輪読を通して「ことば」のさまざまな側面について知識を深め、自ら「ことば」の不思議を発見し、この不思議を解決することを最終目標としています。

坂本ゼミではこんなことを学んでいます!

春学期は四つのグループに分かれて「ことば」の不思議をおのおのの視点で研究しました。「なぜ人は言葉を略したがるのか」「アニメキャラクターの名前には法則があるのか」「若者言葉と関西弁の関連性」「漫才の笑いの起点」といったテーマで行いました。

秋学期は、国民的アニメを題材に「登場人物はそれぞれ、なぜ『おれ』『あたし』『ぼく』という呼称を使うのか」など具体的な事例を考える中で、「私たちが生きる社会の中で『ことば』がどのような役割を持つのか」について理解を深めています。

アピールポイント

一つ目は、言語学という学問の面白さです。「ことば」という身近なものを扱っているため、日々の生活が何でも研究対象になります。二つ目は、ゼミ生主体の授業形式で、ディスカッションやグループワークが多いので、考える機会が多いことです。教科書の発表・考察を通して、専門的な内容を自分の言葉で他者に分かりやすく伝える力を身に付けることができます。

発表内容についてディスカッションする様子

ゼミの雰囲気

今年でゼミ誕生5年目の若くて勢いのあるゼミです!ゼミ生同士の仲が良く、いつも和やかな雰囲気で活動しています。先日、和泉キャンパスで開催された「『ガクの情コミ』研究交流祭」では、4年次の2チームが各ブロックにおける最優秀賞を獲得しました!「やる時はやる」というめりはりのあるメンバーが集まっています。また、3、4年次合同で行った夏合宿やハロウィンパーティーでは、学年を越えて親睦を深めることができました。

最優秀賞を受賞した2チームを含めた4年次のゼミ生

先生の紹介

坂本祐太先生

一見規則性のないものに規則性が存在していることを探究して、早20年弱の坂本先生。言語学の統語論、生成文法理論がご専門です。趣味は、テニス・キャンプ・カラオケ・子どもと遊ぶこととおっしゃる坂本先生は、パーティーやSNSでの発信活動にも楽しく参加してくださいます。学生と同じ目線に立って向き合ってくださる先生です。

3年次のゼミ生。ハロウィンパーティーでは先生がピザやお菓子を用意してくださり、ゲームをして楽しみました

私はこんな理由でゼミを選びました!

浅井さん:私が坂本ゼミを選んだ理由は、印象に残る「ことば」について研究をしたかったからです。次から次へと生まれる流行語やヒット商品のキャッチコピーの共通点を探し、人々の記憶に残る「ことば」の特徴を突き詰めたいです。また、1年次に履修した先生の講義で言語学に興味を持ち、日常的に使用する「ことば」の不思議を解決したいと考えました。

馬場園さん:私は馬場園(ばばぞの)という濁音の多い名字なのですが、なぜ強そうという印象を持たれるのか興味があり、言葉の音とイメージの関係について学びたいと考えたからです。実際に春学期では、アニメキャラクターのネーミングについて濁音や阻害音の観点から法則を探す研究を行いました。

坂本ゼミあれこれ

人数

3年次:24人、4年次:20人

OB・OGの主な進路

広告、メーカー、不動産

ゼミの情報を紹介してくれた方浅井みことさん(情報コミュニケーション学部3年・私立明治大学付属中野八王子高等学校卒)・馬場園みゆさん(情報コミュニケーション学部3年・私立恵泉女学園高等学校卒)

写真左から:馬場園さん、坂本先生、浅井さん

私の研究テーマ
浅井さん:「印象に残る言葉の特徴(予定)」
馬場園さん:「音楽記号とオノマトペの関係性(予定)」

ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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