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ようこそ研究室へ
2024.05.27

行政法学を基礎に、現代社会の諸問題の解決を目指す|情報コミュニケーション学部・清水晶紀ゼミ

情報コミュニケーション学部教員学生ゼミ・研究室

明大生が、所属するゼミ・研究室を紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は情報コミュニケーション学部の安永さんが、清水晶紀ゼミナールを紹介してくれます!

ゼミ概要紹介

清水ゼミでは、現代社会の諸問題について、行政法をツールとして課題解決を目指しています。現代社会において行政が重要な役割を果たしていることを鑑みると、行政法学の思考方法は現代社会の諸問題を分析する重要な物差しとして位置付けられます。

行政法学の基本的な思考方法を学んだ後、ゼミ生の関心に応じたテーマ設定の下で、環境・災害・地域課題への行政対応に焦点を当てて研究を進めています。情報コミュニケーション学部の特徴とも言える学際的な分析を生かした課題解決に取り組むことができるゼミです。

清水ゼミではこんなことを学んでいます!

2023年度の問題分析ゼミナールでは「福島第一原発事故後の環境回復と地域再生」をテーマに研究を行っています。東日本大震災および福島第一原発事故によって甚大な被害を受けた福島県の復興において、各施策の根幹となる主要な法律の一つが、福島復興再生特別措置法です。この特措法に基づく「移住政策」に着目しながら、福島県の復興の在り方を検討しています。

移住政策が活発に推進されている南相馬市を取り上げ、現地訪問とインタビュー調査の成果も取り入れながら、合理的かつ実現可能な法制度の提言を目指します。

南相馬市でのフィールドワーク①
南相馬市でのフィールドワーク②

アピールポイント

行政法は社会の諸問題と密接に関連しているため、行政法の仕組みを学ぶことは非常に意義深いことです。また、情報コミュニケーション学部では経済、社会、法などさまざまな分野を学ぶことができるからこそ、入学当初から培った分野横断的な考え方を生かした課題解決が模索できることも清水ゼミの魅力です。

さらに、南相馬市を事例として取り上げていることからフィールドワークに出かけたり、ゲストスピーカーをお招きして講義していただき懇親会を行ったりするなど、定期的にイベントがあって楽しいです。

南相馬市でのフィールドワーク③
情報コミュニケーション学部の大島先生を招いたゲスト講義で、フィールドワークの手法について学びました

ゼミの雰囲気

穏やかな雰囲気で楽しく活動しています。ゼミ入室前から福島に強い関心を寄せているゼミ長を中心に、学生主体で活動を進めています。少人数ゼミであることから一人ひとりが発言しやすく、じっくり議論することができています。議論が行き詰まりそうな時には清水先生による的確なフォローが入り、話し合いを円滑に進めることができています。

フィールドワークでのインタビューの振り返り

先生の紹介

清水晶紀先生

環境行政や災害行政を中心に研究をされています。2008年に福島大学に着任され、2021年に明治大学に赴任されました。趣味は日本酒の飲み比べやスポーツ観戦など多趣味だそうです。優しい人柄が有名で、清水先生のお人柄に引かれてゼミ入室を決めたゼミ生は少なくありません。

私はこんな理由でゼミを選びました!

多角的な視点を得ることができると考えたからです。元々いろいろな分野に興味があり、経済、地理、言語などの授業を多分野にわたり履修していました。この中で、現在課題が多いとされている地方創生に興味を持ち、社会全体を良くするためにはどうするべきなのかという大きな課題について、漠然としながらも追究したいという思いがありました。行政法は社会の諸問題が絡んだ分野であるため、今まで学んだ考え方を生かしながら研究することができると考えて入室を決めました!

清水ゼミあれこれ

人数

3年次:4人(2023年度)(2024年度入室予定者:17人)

ゼミの情報を紹介してくれた方安永玲那さん(情報コミュニケーション学部4年・栄東高等学校卒)

紹介者(写真右)と清水先生

私の研究テーマ
「福島復興再生特別措置法から考える移住政策の実態」

ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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