
明大生が、所属するゼミ・研究室を紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は農学部の青松さんが、片野洋平研究室を紹介してくれます!
研究室概要紹介
片野研究室では、ゼミ生が自ら立てた「問い」を「実証する(科学的に明らかにする)」ことを目標に、食・農・環境領域における問題を社会学の視点から研究しています。ゼミ生はさまざまな問題に対し、社会科学における方法論を学び、自らの問いの実証に挑戦しています。研究フィールドも充実しており、海外での事例調査や、最近では鳥取県日南町と地域活性化に関するプロジェクトの連携に取り組んでいます。
片野研究室ではこんなことを学んでいます!
片野研究室では社会科学の方法論を徹底して学びます。インタビュー調査やアンケート調査をはじめとした幅広い手法を学び、自らの問い、社会現象を実証することが目標です。2023年度の3年次は、地域の食や農産物、生活、歴史文化、自然環境を大切にした、個性・多様性を尊重したまちづくりを目指す取り組み「スローシティ」を研究テーマに、発祥地であるイタリアのオルヴィエートで調査を行いました。政策の状況や成り立ちに関してグループで研究しています。
アピールポイント
食・農・環境領域における問題を社会学的な視点から見るという大きなテーマの中で、自分がしたいことにほとんど何でも挑戦できることが片野研究室の魅力です。
また、3年次の海外調査実習も魅力の一つです。この調査実習は、テーマ・訪問地の決定から実習の各手配までを、片野先生からのアドバイスを頂きながら自分たちで行います。この中で培われる力はもちろんですが、社会課題解決の先進地に赴き、日本との違いに触れたり研究対象に直接触れたりすることで、国際的な視点を得る貴重な機会となっています。
研究室の雰囲気
ゼミ生のモットーは「自分で考えて行動する」ことです。私たちは代によって行うことが違うので、それぞれが自分で考えて試行錯誤しながら活動しています。研究室への入室を検討している学生から「活動的」「私も自分で考えたことを行動に移したい」と言ってもらえることもあります。普段は研究室で雑談をしたりイベントには全力で取り組んだりと、楽しく過ごしています。
先生の紹介
片野洋平先生
片野先生は、食・農・環境に関する社会学、法社会学を対象に研究されています。国内の森林を中心とした所有者不明の土地問題について多くの論文を書かれています。ゼミ生からの意見も快く受け入れてくださり、フラットな関係性を作ってくださる先生です。
私はこんな理由で研究室を選びました!
私が片野研究室を選んだ理由は二つあります。一つ目は、方法論を学び自分の興味がある分野についてどのように研究すれば良いかを知りたいと考えたからです。二つ目は、片野先生のお人柄に引かれたからです。
私はコロナ禍の緊急事態宣言が発出されている時期に入学しました。片野先生には基礎ゼミ(食料環境政策学科で実施されている1年次の少人数ゼミナール)からお世話になっているのですが、横のつながりが作りにくい中でゼミ生同士が仲を深められるように工夫してくださいました。研究室に入った今でも、私たちが挑戦できるような研究環境を個人個人に用意してくださっています。
片野研究室あれこれ
人数
3年次:9人、4年次:10人
OB・OGの主な進路
食品業界への就職が多いです。その他、大学院進学、物流、小売、不動産、IT、教育などさまざまな分野に進んでいます。
名物ゼミ生
ゼミ生全員が自ら考え、自らの得意なことをを生かして活動しています。全員が名物ゼミ生です!
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