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2024.08.26

英語のディスカッションで日本外交や国際情勢の理解を深める|国際日本学部・ヴァシリュークゼミ

国際日本学部教員学生ゼミ・研究室

明大生が、所属するゼミ・研究室を紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は国際日本学部の渡辺さんが、ヴァシリューク,スヴェトラーナゼミナールを紹介してくれます!

ゼミ集合写真

ゼミ概要紹介

ヴァシリュークゼミでは、現代の日本外交、主にインド太平洋地域における日本外交と国際情勢について学んでいます。ゼミを通じて、日本と諸外国との関係性についての理解を深めること、当該地域の変化し続ける地政学的情勢および日本と各国とが抱える諸問題への見識を深めることを目的としています。

ヴァシリュークゼミではこんなことを学んでいます!

ゼミの基本的な流れは、先生に指定された論文(英語)を読み、要約文(サマリー)を作成して、その内容についてディスカッションをします。また、各自興味のある英字新聞の記事を要約・分析する課題や、実際に資料館に赴くフィールドワークなどもあります。さまざまな研究所や都内の大学でのセミナー、記者会見などにも参加します。

インド太平洋地域における日本外交が抱える問題点や、各国との関係の歴史、現在に至るまで続く外交の諸問題(慰安婦問題、靖国問題など)を広く学ぶことができます。

フィールドワークで訪れた靖国神社日本外交において重要な場所を訪れるフィールドワークで遊就館(靖国神社)を訪れた際の様子①
遊就館(靖国神社)を訪れた際の様子②遊就館(靖国神社)を訪れた際の様子②

アピールポイント

国際関係について理解を深めることができるとともに、英語のアカデミックなスキルを身に付けられること、グローバルで多角的な視点を持てること、高いハードルを乗り越えることで自分自身が成長できること、興味がある分野を深くディスカッションして学びを深められることです。

「英語力を伸ばしたい」「日本外交について学びたい」「国際情勢について議論したい」そんな思いを持つ人には、ぴったりのゼミです。

ゼミ活動の様子ゼミ活動の様子(ディスカッション中心なので、輪になって意見交換をします)

ゼミの雰囲気

政治などのセンシティブな内容を扱うディスカッションが多いので、多様な意見が飛び交いますが、お互いに尊重する気持ちを持って臨んでいます。ゼミ生のバックグラウンドもさまざまなので、新しい文化や価値観に出会うことができます。また、少人数のゼミで熱量を持った人が多いので、お互いに刺激し合って成長できる場です。

フィールドワークでの一枚フィールドワークでの一枚

先生の紹介

ヴァシリューク,スヴェトラーナ先生

旧ソ連のウクライナ生まれ、ロシア育ちで、アメリカの大学に進学し、日本の大学院でも学ばれた経歴を持つグローバルな先生です!専門分野は、国際関係、日本外交、日ソ・露関係、ロシアの北極戦略です。時には厳しいフィードバックをいただくこともありますが、ゼミ生の意見に真摯に耳を傾け、課題の添削なども一人ひとり丁寧に指導してくださるので、ゼミ生は自分自身の成長につなげることができます。

私はこんな理由でゼミを選びました!

国際政治などを学ぶことができるゼミの中でも、自分がより成長できる環境に身を置きたいと考えたため、英語にはあまり自信がありませんでしたが、開講言語が英語のヴァシリュークゼミを選びました。英語で開講されるゼミは少ないため、ヴァシリュークゼミを選ぶ留学生の方も多いです。

そのため、流ちょうに英会話ができるレベルではない人にとっては、最初は大変に思うことがあるかもしれません。実際に私自身も、英語が特別に得意なわけではないにもかかわらずヴァシリュークゼミに飛び込み、先生とネーティブスピーカーのゼミ生2人、英語が堪能な日本人(留学生交流団体の委員長)に囲まれ、ハイスピードで飛び交う英語でのディスカッションについていくことができませんでした。課題の評価も思わしくなく、毎回ゼミで疲れ果てて落ち込む日々でした。

しかし、逃げずになんとか食らいつき、自分の精一杯の力で課題に取り組んで約1年半経った現在では、ゼミに入った当初と比べて、英語でのレポートの書き方や会話能力などが身に付き、かなり成長することができました。ヴァシリューク先生は、時に厳しくもありながら、私たちゼミ生に親身になって丁寧に教えてくださる先生です!

ヴァシリュークゼミあれこれ

人数

4年次:4人、3年次:9人

OB・OGの主な進路

大学院進学、航空会社、公務員(外務省など)、貿易関係など

ゼミの情報を紹介してくれた方渡辺美琉さん(国際日本学部4年・埼玉県立浦和西高等学校卒)

紹介者と先生 紹介者(写真左)とヴァシリューク先生

ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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