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2017.09.04

【文学部】藤山龍造ゼミナール「モノから読み解くヒトの姿!!」

教員学生ゼミ・研究室

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ゼミ概要紹介

文献の読解・発表・議論を中心に、どのように考古資料からヒトの姿を明らかにしていくかを日々学んでいます。特に旧石器時代から縄文時代を研究対象にしています。

藤山ゼミではこんなことを学んでいます!

3年次では、卒業論文作成に向けて、専門的な文献の読解やそれに基づいた発表・議論を通して、各自で研究を進めていくための技能を養っていきます。毎回、発表者がレジュメを作成し、それをもとに全員で意見を交換し合います。これまでに発表された論文や全国の自治体などから刊行された発掘調査報告書を読み解きながら、実際の遺物のどこに注目し、どういった新しい情報が読み解けるのか、ゼミ生同士の議論を通して理解を深めていきます。これを1年かけて繰り返すことで、4年次での卒業論文につながります。

kenkyu33_2 授業にて石器の読み解き方を議論しています

アピールポイント

考古学専攻の各ゼミは、時代ごとに分かれていますが、藤山ゼミでは旧石器時代から縄文時代に限らず、中世・近世を専門とした学生も一緒に学んでいるため、さまざまな分野の理解を深めることができます。さらにゼミの授業とは別に、実際の考古資料の整理や分析といった活動を恒常的に行っています。また、時にはフィールドワークを実施し、実際の遺跡の踏査にも取り組んでいます。これらの活動では、実際の遺跡や本物の遺物を観察、分析するので、教室では学ぶことができない実践的な技術を身に付けることができます。これはまさに、モノから歴史を読み解いていく考古学の醍醐味に他なりません。また、大学院生から学部生まで同じプロジェクトに取り組んでいるため、ハイレベルな交流ができ、学部生には大きな刺激になっています。

kenkyu33_3 考古学実習室で実際の石器を観察・分析しています
kenkyu33_4 ときには屋外に飛び出して、遺跡の踏査などを行っています

ゼミの雰囲気

少人数の授業なので、すぐに発表が回ってきます。発表の準備に追われ大変ですが、その分一つ一つ積み重ねながら基礎を固めていくことができます。また、発表後の議論に多くの時間が充てられており、ゼミ生同士で話し合うことが重視されています。少人数だからこそ徹底して話し合うことができ、仲間と切磋琢磨しながら自分の研究を高めていくことができます。

先生の紹介

研究を料理に例えるなど、分かりやすく的確に指導してくれます。時折、厳しいツッコミやハードルの高い要求を出しますが、ゼミ生一人ひとりと徹底的に向き合ってくれるため、自分たちの成長につながります。また、おしゃべり好きで、時には冗談を言ったりと、ゼミの楽しい雰囲気を作ってくれます。

私はこんな理由でゼミを選びました!

私は、旧石器時代をテーマに研究しています。また、1年次から考古学実習室で藤山先生の活動に参加していたため、このゼミを選択しました。特に私が取り組んでいる日本列島の旧石器時代は、研究対象が石器に限られるため、石器の精緻な分析と、それを支えるより確かな考古学の方法論が求められます。そのため、考古学の方法論を重視する藤山先生のゼミでしっかりと学んでいきたいと思いました。

藤山ゼミあれこれ

男女比・人数

男性4人:女性 4人=8人
※これまでの平均であり、年度によって大きく変わる

OB・OGの主な進路先

一般企業から教員、公務員と進路はさまざまです。 中には文化財行政の専門職に就いたり、大学院に進学して研究者を目指す人も少なくありません。

ゼミの情報を紹介してくれた方文学部4年 山地雄大さん

kenkyu33_5 紹介者(写真左)と藤山先生

私の研究テーマ
「後期旧石器時代・尖頭器石器群の製作技術と行動形態」

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです
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