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ようこそ研究室へ
2025.04.14

野外教育についてキャンプなどを通して実践的に研究|経営学部・吉松梓ゼミ

経営学部教員学生ゼミ・研究室SDGs

明大生が、所属するゼミ・研究室を紹介する「ようこそ研究室へ」。今回は経営学部の本田さんが、吉松梓ゼミナールを紹介してくれます!

ゼミ集合写真

ゼミ概要紹介

吉松ゼミは、野外教育を研究するゼミです。野外教育とは、自然の中で組織的に一定の教育目標を持って行われる自然体験活動のことで、主に体験活動を通じて自然やその関わり方について考える学問です。野外での生活スキルやグループワーク、登山やスキーなどのアウトドアスポーツなどについて、理論や体験を通して学びを深めます。

また、2022年からスタートした比較的新しいゼミです。毎年夏休みにはキャンプ合宿を、冬休みにはスキー・スノーボード合宿を行っています。

吉松ゼミではこんなことを学んでいます!

テキストに基づいてグループワークを行い、野外教育について学んでいます。また、夏と冬に開催されるゼミ合宿で、実際に自然環境の中で活動することで、学びを深めます。普段のゼミで、3年次が主体となりゼミ合宿の計画を立てます。野外における組織活動の計画やその実践も野外教育活動の一環となるためです。

私が3年次の夏休みには、奥多摩湖で2泊3日のキャンプを行いました。渓流で釣りをしたり、キャニオニング(※)をしたり、ゼミ生全員でバーベキューをしたり、学年関係なく協力してカレーを作ったりしたため、初対面の先輩・後輩との距離がグッと近くなりました!

また、毎年夏に、ひとり親家庭対象の「親子キャンプのボランティア」に参加することもできます。子どもたちの活力や好奇心の旺盛さには、驚きました!親子キャンプに参加した時に見た子供たちの笑顔は、今でも強く心に残っています。吉松先生は臨床心理士と公認心理師の資格をお持ちで、自然体験活動(キャンプセラピー)についても研究されているので、不登校や貧困家庭の子供たちへの野外教育についても学ぶことができます。

※キャニオニング:ありのままの自然の中で「沢下り」を主な目的としながら、コースを攻略するアドベンチャー系アクティビティ体験のこと

ゼミ合宿での様子ゼミ合宿での様子

アピールポイント

キャンプが好きな方、自然の中で行うアクティビティが好きな方にはピッタリのゼミです!また、キャンプやアクティビティについて未経験の方でも、自然に対して興味がある方や、野外活動の写真を見て「楽しそう!」と感じた方には、吉松ゼミをお勧めします!

ゼミのメンバーとスノーボードをする様子ゼミのメンバーとスノーボードをする様子

ゼミの雰囲気

ゼミに入ってすぐ「キャンプネーム」という野外活動の際に使うニックネームを決めますが、このキャンプネームがあることで、初対面の人でもすぐに打ち解けることができます。ゼミ合宿を通じて学年を超えたつながりができるので、さまざまな人と関わることができて楽しいです!雰囲気は、とても和やかです。「自分たちでゼミを作り上げたい!」と考えている人にピッタリなゼミです!

先生の紹介

吉松 梓先生

2人の娘さんがいるお母さんで、私たちゼミ生にも優しく指導してくださいます。合宿では、最後までゼミ生の誰よりも元気に活動しているパワフルな先生です!

私はこんな理由でゼミを選びました!

経営学部のどのゼミに入ろうかと調べていた時に、2022年度にスタートしたばかりのアウトドアに関する研究をする吉松ゼミを知りました。ゼミ活動に関する情報が少ない状況ではありましたが、アウトドアに興味が湧いたので吉松ゼミに入りました。

入ゼミ直後に行われたゼミ合宿で、個性豊かな先輩たちと4泊5日を共に過ごしたことで、人見知りだった私も合宿が終わる頃にはゼミ生と打ち解けて仲良くなることができました。キャンプなどの野外活動には、人と人とを結びつける効果があることを身をもって実感しています。今は、「吉松ゼミを選んで良かった!」と心から思っています。

ゼミ活動を通して、組織の中での責任、メンバーとのコミュニケーションの大切さを学ぶことができました。こうして身に付けた「生きる力」を今後に生かして、自分らしくキャリアを築いていきたいです。

親子キャンプボランティアで子どもと触れ合う様子親子キャンプボランティアで子どもと触れ合う様子

吉松ゼミあれこれ

人数

約30人(各学年約10人ほど)

ゼミの情報を紹介してくれた方本田颯祐さん(経営学部4年・熊本県立熊本高等学校卒)

吉松先生とのツーショット写真紹介者(写真右)と吉松先生

私の研究テーマ
「妖怪伝承にみられる野外教育の要素」

ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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