Meiji NOW 明治とつながる 今をつたえる。

OB・OG奮闘記
2023.05.26

株式会社スポーツマーケティングラボラトリーで活躍!北田純さん

卒業生就活スポーツ
協力してくれた卒業生北田純さん(2015年法学部卒業)
BIG6.TVのポスターを背に
勤務先 株式会社スポーツマーケティングラボラトリー(セールス&マーケティング部)

2015年3月、法学部を卒業。同年4月、JFE物流株式会社に入社し、社会人野球JFE西日本硬式野球部に加入。野球部活動の傍ら総務部に所属し業務に当たる。硬式野球部では、都市対抗野球大会の出場に貢献し、東京ドームで登板するなど投手として活躍。2018年の選手引退を機に、株式会社スポーツマーケティングラボラトリーに入社。現在、セールス&マーケティング部に所属。
学生時代は体育会硬式野球部で活動し、神宮球場での登板も経験。釜崎太ゼミナールに所属。

明治大学に入学した理由を教えてください。

明治大学にはスポーツ特別入学試験で入学しました。「東京六大学野球の舞台で野球をやりたい」ということが一番の理由でしたが、明治大学は特に硬式野球部の選手層が厚かったので、野球人生の中でも大きなチャレンジでした。実際、私は全国大会などへの出場経験がありませんでしたが、硬式野球部に入ってみると周りは甲子園で活躍した選手ばかりでした。

また、学業面にもしっかりと向き合うことになっていたため、将来に向けて野球と学業の両立ができると感じて明治大学を選びました。

東京六大学野球新人戦のマウンド

現在の仕事を選んだ理由を教えてください。

大学卒業後は社会人野球へ進み、3年で選手を引退しました。その後、自身のキャリアを考えた時に、スポーツの世界に携わる中で見てきた裏方として活躍する人たちのように、自分もスポーツビジネスの分野で、特に野球界に貢献したいと思うようになりました。今の会社を選んだのは、スポーツビジネスを学ぶ上で、自分の個性を生かしながら成長できる環境があると感じたからです。

現在の仕事について教えてください。

株式会社スポーツマーケティングラボラトリーは、「スポーツ未来創造カンパニー」を企業理念とし、スポーツ産業の未来がより魅⼒的になるように貢献することを目標にしています。私の所属するセールス&マーケティング部では新しいスポーツスポンサーシップの提供をしており、スポーツチームや球団、リーグのスポンサー営業代理店として、日々、球団やクライアントと業務を行っています。

具体的には、スポンサーシップを通じ、企業の課題を企業側の経営視点、スポーツ側の視点を踏まえてスポーツを活用して解決する方法をご提案し、さまざまなステークホルダーと調整を行いながら実行まで一気通貫で提供しています。

体育会硬式野球部での経験が、現在のキャリアに生かされているところを具体的に教えてください。

硬式野球部では、「人間力」をモットーに活動していたので、競技以外の日常生活も大切にするという考え方は、社会人として働く今でも自身を俯瞰して見る際に非常に役立っています。

また、当時硬式野球部の善波監督は、生意気な学生だった私にさまざまな挑戦の機会を与えてくださいました。チャレンジできる環境がいかに重要だったか今になって分かることも多いため、頭が上がりません。

神宮球場のマウンドで善波監督と話す様子

法学部での学びや経験が、現在のキャリアに生かされているところを具体的に教えてください。

在籍していた釜崎太ゼミで、スポーツと公共(社会)の事例やさまざまな講師の方のお話を伺っていた経験が、今につながっていると感じます。社会人になってからもさまざまな事例を調査する機会があり、学生時代からお話を伺えていたことは大きなアドバンテージになりました。

また、スポンサー契約などでは法務の観点を要することが多いので、調べ物をする際などに法学部での学びが生きていると感じます。

仕事をしていて一番うれしかったこと、やりがいを感じたことを教えてください。

実施した仕事を大きくメディアに取り上げていただいたことです。弊社では「BIG6.TV」という番組で東京六大学野球の試合をインターネットでLIVE配信しているのですが、2020年のコロナ禍において「母の日企画」として、野球部員の家庭に部員からの一言とカーネーションを配送する企画を、スポンサー企業と一緒に実施しました。当時は、スポーツが行えない状況だったこともあり、スポーツ報知の一面に掲載していただきました。

また先日、東京ヤクルトスワローズがマスコットキャラクター「つば九郎」のお家「つば九郎ハウ巣」を作ったことを発表しましたが、この企画にも携わらせていただいたことに、感謝しています。

BIG6.TVの現場業務中の一枚

一番つらかったことや苦労したことを教えてください。

今の仕事をしていると、企業の方々から「スポーツの価値は何?」とよく聞かれます。スポーツというのは、言葉では、「生活になくてはならないもの」「感動のそばにあるもの」など、さまざまな表現がなされます。

しかし、アプローチ数や拡散範囲は広告などのメディアに比べて数値では表しにくいものです。思いはあるのに、相手に言葉でうまく表現できないためにスポーツの魅力を伝え切れないことがあります。そのために企業にとって価値のある企画ができないこと、力不足によって実施できないことなどがあることは、業務の中で難しい一面です。

今後の目標や将来に向けて努力していることを教えてください。

今後は、会社のビジョンである「スポーツ未来創造カンパニー」のとおり、スポーツ産業の未来に貢献できるようになりたいです。今のメイン業務はスポンサーシップに関わる部分が大きいので、スポンサーシップと企業の関係をさらに良いものにして、「〇〇のスポンサーをしている〇〇って会社、良いよね!」「〇〇球団と〇〇って会社、面白い取り組みをしているよね」という声を増やしていきたいです。

私の仕事はどちらかというと黒子ですが、与える影響は大きいものだと思っています。今後は、出身地である鳥取県や出身校の県立倉吉東高等学校、そして明治大学とスポーツを結ぶような仕事をしてみたいです。

明大生に向けてメッセージをお願いします。

今の明大生や受験生に向けてアドバイスというのは気が引けますが、もし学生時代の自分にメッセージを伝えるとすれば、「学生生活の全てを大切にしてほしい」ということです。

全ての授業が社会人になってからの生活に生きてくる可能性があります。また、大学ではクラスに限らず同じ授業を履修した学生と仲良くなることがあり、現在でもその当時のメンバーと連絡を取ることが多くあります。

社会人になって思うことは、新しいコミュニティで同志を作ることは時間がかかるということです。学生のうちから一人でも多く、気が合う仲間や今後も何かあった時に連絡を取れる仲間を作ってください。

今は、コロナ禍を経て、以前に比べて対面授業や直接コミュニケーションを取る頻度が減っていると思いますが、大学生活は一度きりです。思い切ってコミュニケーションを取ってみてください。

4年次秋のリーグ戦閉会式後に優勝トロフィーと共に
※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです
※記事中に掲載した写真は撮影時のみマスクを外すなどの配慮をしております

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

この記事をシェア