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世界で学ぶ!
2024.03.07

アメリカのハイレベルな環境でデータ分析を学び、問題解決能力が向上(髙橋陸斗さん)

総合数理学部学生留学国際交流海外トップユニバーシティ留学海外トップユニバーシティ留学奨励助成金

明大生が、留学体験を紹介する「世界で学ぶ!」。今回は総合数理学部の髙橋さんが、アメリカでの留学体験を紹介してくれます!

留学体験を紹介してくれた方髙橋陸斗さん(総合数理学部4年)

留学先 アメリカ
大学名 カリフォルニア大学バークレー校
留学プログラム名 海外トップユニバーシティ留学奨励助成金 A対象プログラム
カリフォルニア大学 バークレー校 サマーセッションズ
※2024年海外トップユニバーシティ留学募集要項は、こちら。(参考)
※明治大学学生海外トップユニバーシティ留学奨励助成金は、こちら
留学期間 2023年5月~2023年8月
卒業高校名 私立明治大学付属中野高等学校

留学準備について

留学を決めたきっかけや理由と、その時期は?

中学生の頃にサッカーの合宿でアルゼンチンに行く機会があり、「英語を話すことができれば世界中の人々とコミュニケーションを取ることができる!」と実感し、海外での生活に興味を持つようになりました。そして、コロナ禍が明けたタイミングで、留学することを決意しました。

留学するために行った準備や勉強を教えてください。

TOEICは、大学1年次に公式問題集や『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ』(朝日新聞出版)を購入して、コンスタントに勉強していました。実用英語技能検定(英検)準1級は、大学3年次に実力を試すために受験しました。

また、明治大学国際日本学部学生委員会(※1)のイベントや、「Welcome Tokyo」という海外の方と交流するイベントなどに参加していました。実際に海外の方とコミュニケーションを取る練習ができたり、アメリカ出身の方から現地の治安や交通網などの有益な情報を得ることができたりしました。海外の方とのつながりを作っておくことで、分からないことなどを相談することができ、不安なく留学の準備ができました。

※1 国際日本学部学生委員会(GJSSC):明治大学中野キャンパスを拠点に、日本人学生と外国人留学生の交流を促進することを目的として活動している、国際日本学部公認の学生団体。GJSSCはGlobal Japanese Studies Student Committeeの略

受験した語学試験があれば教えてください。

TOEIC

  • 2020年12月:695点
  • 2022年8月:895点

留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由は?

「自分がさらに成長できる環境に身を置きたい!」と思い、授業や先生、学生など全ての観点においてレベルの高い、カリフォルニア大学バークレー校を選びました。このようなハイレベルの環境であれば、失敗しながらも自分のプログラミング能力が向上するだろうと考えていました。特に学びたい分野が明確には定まっていなかったのですが、データサイエンティストに憧れがあったので、「世界トップレベルの大学でデータ分析の授業を履修してみたい」と思い、選択しました。

データ分析の授業の様子

準備の段階でしておけばよかったこと、留学に持っていけばよかったと思うグッズはありますか?

最初は、友人と会話している時や授業中など、話している英語が理解できずに付いて行けないことが多々ありました。しかし、授業については予習・復習をきちんと行うことで、徐々に付いて行くことができるようになりました。また、友人も優しい人が多かったので、分からないことは何度も聞き直して、交流を深めることができました。

リスニング力はより高いレベルであることに越したことはありませんが、失敗を恐れずにチャレンジし続ければ、あまり大きな問題にはならないと感じました。

持って行けば良かったグッズは、歯ブラシです。日本の歯ブラシは質が高いので、たくさん持っていけば良かったです。

留学生活について

留学の目的や目標を教えてください。また、それは達成できましたか?

まず一番に、「留学を楽しむこと」を目標にしていました。コロナ禍でしばらく留学ができない状況になってしまいましたが、念願の留学を実現できたので、思い切り楽しむことを目標に頑張りました。具体的には、自分から積極的にコミュニケーションを取り、世界中のさまざまな国の人々と交流を深めました。自分から行動することで、充実した留学生活を実現することができました。

友人とApple Parkに行った際の一枚

留学先で学んだ学問について教えてください

  • 明治大学で学んでいる分野:コンピューターサイエンス(Web開発、AI、データ分析など)
  • 留学先で学んだ分野:データ分析

留学前は、学んでいる内容が「実際に世の中に対してどのように活用できるのか」をイメージできず、あまりモチベーション高く学ぶことができていませんでした。そのため、コンピューターサイエンスで有名なアメリカの大学で、プログラミングやデータ分析といったものが「世の中に対してどのように活用できるか」をイメージしながら学び、より実践的なコーディング(※2)に挑戦してみたいと考えました。

このことは、将来エンジニアとして働く際にも大切になってくることだと思います。「この問題を解決するためには、どのようにプログラミングを用いるか」といったイメージが整っている状態であれば、課題解決に向けて、きっとうまくプログラミングを操ることができます。

※2 コーディング:プログラミング言語を用いて、ソースコードを書くこと

留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことは?

自動運転の車に乗って街中を走るイベントに参加し、技術の進歩を体感!

留学先では、面白そうなイベントに積極的に参加しようと考えていました。特に、この自動運転のイベントは「ぜひとも参加したい!」と思い、友人と一緒に参加しました!実際に街中を走る自動運転の車に乗り、いろいろな説明を受け、技術の進歩に驚かされました。

このイベントで、近い未来に自動運転が当たり前になるということを実感しました。しかし、急ブレーキで止まってしまうなど、まだまだ改善の余地があるとも感じました。また、自動運転車に対して、あおり運転をする悪質なドライバーがいるといったような話も聞きました。実際に運用していく中で、さまざまな課題が生じていることも、とても興味深かったです。

自動運転の車に実際に乗った時の様子

多忙なスケジュールをこなし、課題をやり遂げ、英語やデータ分析の力が身に付いた

月曜から金曜まで、毎日午前中にデータ分析に関する授業がありました。また、英語のスピーキングの授業とビジネス英語の授業を午後に履修していたため、かなり忙しいスケジュールとなっていました。そのため、タスク管理はとても意識して過ごしていました。「今どの課題があって、いつまでに終わらせなければならないか」を常に意識して、分からない課題は友人と協力するなどして、期限内に終わらせていました。

課題が一切ないという状態はほとんどありませんでしたが、自分の興味がある内容だったので、なんとかやり遂げることができました。この経験から、英語やデータ分析に対して、多少なりとも力が身に付いたことを実感できました。

データ分析の授業を一緒に履修していた中国人の友人とは、かなり仲良くなり、休日にはドライブをしてシリコンバレーに連れて行ってもらったこともありました。休日は、気分転換のため、友人といろいろな場所へ観光しに行くことを意識していました。

メッセージ

留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?

トラブルに対応する能力や、タイムマネジメント力、英語力、コミュニケーション力などが向上しました。中でも一番は、トラブルに対応する能力で、かなり養われたと感じています。

休日にラスベガスへ観光に行った際、帰りの飛行機が欠航になり、予定日より一日遅く帰ることになりました。そのため、航空会社にホテルを手配してもらったり、食事代のバウチャー券をもらったりなどの手続きを、英語でしなければならなくなりました。このようなトラブルの際にも、どのように行動することが一番良いかを考えながら対処することができました。日本ではなかなか経験できない、貴重な体験になりました。

海外での生活は、トラブルがつきものだと思いますが、そのような状況でも冷静に対応できる能力は、今後の社会人生活でも役に立つと思います。

後輩へのメッセージをお願いします

どのような方にとっても、留学は大きなチャンスです。世界にはたくさんの面白い人やものがあふれており、皆さんそれぞれにとって魅力的な授業や環境が、必ず存在します。私にとってアメリカは魅力的で、精一杯努力できる環境でした。留学を経験することによってさらに自信を付けて、世界中の魅力的な人々に出会うことができたので、最高の留学生活になりました。ぜひ、勇気を振り絞って、自分から行動し、目標に向かってチャレンジしてみてください!

ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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