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2024.04.10

サンフランシスコで最先端の社会イノベーションを学ぶ!仲間との出会いと次なる留学への挑戦|大内純さん

農学部学生留学国際交流

明大生が、留学体験を紹介する「世界で学ぶ!」。今回は農学部の大内さんが、アメリカでの留学体験を紹介してくれます。

留学体験を紹介してくれた方大内純さん(農学部3年)

留学先 アメリカ
留学プログラム名 サンフランシスコで学ぶソーシャルイノベーションプログラム(VIAプログラム)
VIA Exploring Social Innovation
留学期間 2023年2月8日~2月19日
卒業高校名 埼玉県立春日部高等学校

留学プログラムや留学準備について

サンフランシスコで学ぶソーシャルイノベーションプログラム(VIAプログラム)の概要について

カリフォルニア州のサンフランシスコにおいて、アジア各国からの参加者と意見を共有しながら、最先端の社会イノベーションについて学びました。具体的には、スタンフォード大学デザインスクール(Stanford d.school)が提唱する「デザイン思考」を軸に、デザイン思考の重要性や機能性を体感するワークショップに参加したり、社会における課題に取り組むNPOやチェンジメーカー(※1)の話を聞いたりして、自分自身がどのように社会に貢献していくかを考えることができる2週間となっています。

また、スタンフォード大学やカリフォルニア大学バークレー校を訪れ、現地の学生や先生と交流したり多様性について学んだりする機会があるなど、さまざまな観点から学びを深めることができるプログラムです。

※1 チェンジメーカー:社会問題を放置せずにビジネスなどを通して課題の解決に挑戦する人

VIAプログラムへの参加理由を教えてください。

語学留学とは異なる留学プログラムを探していたところ、本プログラムの「シリコンバレーでソーシャルイノベーション(※2)を学ぶことができる」という点に引かれました。他の英語を学ぶプログラムとはひと味違うことで、少し不安はありましたが、応募することを決めました。

※2 ソーシャルイノベーション:社会問題を解決するような事業や取り組み

留学するために行った準備や勉強はありますか?

リーディングやリスニングは、大学受験を通してある程度の力を身に付けていましたが、アクセントの強い英語のリスニングやスピーキングに関してはまだまだ足りないと感じていました。そこで、留学開始の3カ月前からYouTubeで英語学習に関する動画やTED、洋画を見て勉強しました。

TEDや洋画に関しては、1回目は字幕なしでどこまで聞き取れるかを確認し、2回目は英語字幕付きで視聴して内容を把握し、3回目以降は、シャドーイング(※3)を行いながら視聴して9割程度の英語を理解できるようになるまで繰り返し行いました。この勉強方法のポイントは、日本語字幕を見ないことで、できるだけ英語を英語のまま理解するようにした点です。

※3 シャドーイング:英文を見ずに英語音声を聞きながら、0.5~1秒後を追いかけるようにまねして発音する英語学習法

受験した語学試験があれば教えてください。

TOEIC

  • 2022年5月:610点
  • 2022年10月:780点

準備の段階でしておけばよかったことはありますか?

プログラム中に2回ほどプレゼンテーションをする機会がありましたが、その際、留学前にもっとプレゼンテーションの練習をしておけば良かったと感じました。分かりやすい資料の作り方や話し方などを身に付けていれば、よりスムーズにプレゼンテーションができたと思います。

留学生活について

留学の目的や目標を教えてください。また、それは達成できましたか?

留学の目的は、世界最先端の環境に触れることで、これまでになかった気付きや刺激を得ることでした。世界最先端の環境は自分の想像以上に発展しており、期待以上の貴重な経験ができたため、目的は達成できました。また、同時に日本の現状に危機感を覚えたことが、現在のモチベーションになっています。

留学先で学んだ学問について教えてください。

  • 明治大学で学んでいる分野:農学
  • 留学先で学んだ分野:デザイン思考、ソーシャルイノベーションなど

本プログラム参加に当たり、事前の知識などは特段必要ではありません。プログラム中は、さまざまなバックグラウンドを持つ参加者たちと意見を交換し合うことで議論を深めていきます。このような環境で学ぶことで、これまでにはなかった視点を得ることができたので、とても良かったです。

他国からの参加者たちとのつながりや切磋琢磨したことは?

参加者は、それぞれに個性があり、おのおのの考え方や活動が本当に興味深く、とても刺激を受けました。プログラム中は、移動中や滞在先に戻った後も話が尽きないほど、たくさん話をしました。帰国後も定期的に話をする機会を作っており、今後の人生の中でも常に刺激を与えてくれる素晴らしい仲間と出会うことができました。

プログラムに参加して大変だったことを教えてください。

プログラム中は基本的に英語でコミュニケーションを取り、ネーティブの方からお話を聞くことが多いため、普段とは違う疲れを感じました。しかし、これは充実した疲れであり、全く苦ではありませんでした。

プログラムに参加して良かったことはありますか?

素晴らしい仲間と出会えたことと、将来の方向性を得ることができた点です。今後の人生で関わっていくであろう仲間たちと出会えたことはとても良かったです。また、プログラム中にさまざまな人からいただいたアドバイスによって今後の進路が明確になったことは、貴重でした。

留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことを教えてください。

積極的に発言するよう、意識を変えた

留学前は、大学の授業でグループディスカッションを行った時などにあまり発言をしてきませんでしたが、プログラム中は意識を変え、思ったことがあれば積極的に発言することを心掛けていました。多くの意見が出ることでより洗練されたアイデアが出来上がるため、いつも以上に積極的な行動を意識しました。

グループディスカッションの様子

参加者とのコミュニケーションを大切に

参加者のみんなと話すことを意識しました。一つのグループで固まって行動するのではなく、参加者それぞれに自分から話し掛けて行動することによって、全員とコミュニケーションを取ることができました。その結果、みんなと仲良くなることができたので、良い雰囲気の中、プログラム期間を過ごすことができました。

参加者のみんなとの一枚

メッセージ

留学を通して感じたこと、自分の成長した部分は?

留学を経験して感じたことは、失敗を恐れないことの重要性です。留学前の私は何かに取り組む時、慎重になってしまいがちでした。しかし、本プログラムを通して「挑戦することを恐れてはいけない」ということを学びました。世の中で成功している人々も失敗から成長していることを学び、帰国後はより積極的に行動するようになりました。

VIAプログラムに参加して得た学びや経験が、どのように今後のキャリアに生かされますか?

本プログラムでの経験は、必ず将来に生かされます。実際、私はこのプログラムを通して、今年の夏から学内の留学制度を利用してアメリカの大学に留学することを決め、現在その目標に向けて取り組んでいます。また、このプログラムでできた人とのつながりは、今後の人生で必ず役に立つと思います。

本プログラムをどのような人に勧めたいですか?

全ての方にVIAプログラムをお勧めします。現在進路に悩んでいる方、日々の生活で刺激が足りないと感じている方、将来起業してばりばり働きたい方、シリコンバレーって何だか格好良さそうと思っている方など、皆さんそれぞれにとって魅力的なプログラムです。

後輩へのメッセージをお願いします!

本プログラムは他の留学プログラムと比べて内容が難しく、ハードルが高いと感じるかもしれません。実際、私もそのように感じていました。しかし、参加してみると他の参加者から学ぶことも多く、あっという間の2週間でした。たとえ苦しんだとしても、その経験がプラスになります。ぜひ、多くの皆さんに参加していただきたいです。そして、参加した際には、人生で一番充実した2週間だったと言えるように、全力で取り組んでください。

観光した際の一枚
ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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