

MGV(明治大学グローバル・ヴィレッジ)の特徴や魅力について教えてください。
総勢216人が生活する、明治大学専用の国際混住寮です。日本人学生は116人、留学生は100人と、規模が大きく国際色豊かな点が特徴です。また、寮内は日本人学生3人と留学生3人の6人で一つのリビングを共有するため、日常生活の中で自然と国際交流が生まれる設計になっています。

MGVでのRA(レジデント・アシスタント)とはどのようなものですか?
RAは、一言で表すと「寮内の学生リーダー」です。寮内イベントの企画・運営や、寮生・寮長のサポート、寮生・大学・管理会社をつなぐ架け橋としての活動などをしています。
2022年度までは、コロナ禍の影響により、留学生の来日キャンセルや寮内イベントでの飲食禁止など、さまざまな規制が設けられていました。しかし、2023年度から規制は完全に撤廃となったため、国際色と活気が戻ったMGVでさらなる寮生間交流を生み出すため、私たちはイベント内容の充実に注力してきました。
具体的には、春と秋の入退寮の時期に合わせて、新入寮生の入寮サポートや新入寮生歓迎会、Farewellイベントを行いました。また、新たな試みとして、七夕の短冊に願い事を書く「星に願いを」や、いつもとは違った雰囲気で大浴場を楽しむ「Night Bath」なども実施しました。寮生の学生生活がより楽しく充実したものになるよう、RA10人で試行錯誤する日々です。

RAの活動を通じて「うれしかったこと」はどのようなことですか?
岡田さん 「退寮後にも生きる寮生のつながり」を実感できたことです。大学卒業後に地元へ戻った寮生に会うために、当時のルームメート同士で旅行をしたり、日本での留学を終えて母国に帰国した寮生が、再来日した際にMGVに立ち寄ってくれたり、といった姿を何度も目にしてきました。退寮後も途切れない人間関係を築くことができたということは、寮生が充実した学生生活を送った証しです。私たちRAがその一端を担うことができていることをうれしく感じています。
井上さん 秋の新入寮生歓迎会として、BBQパーティーとパフォーマンスステージを開催した際に、寮生たちが国籍を問わずに交流し、笑顔で楽しそうに盛り上がっている様子を見て、企画や準備にとても時間がかかり大変でしたが、イベントを開催して良かったと感じ、うれしく思いました。

ずばり「RAの魅力」とは?
岡田さん 「成長角度が大きいこと」です。RAの成長速度と成長度合いは、一寮生よりも圧倒的に大きいと感じています。
例えば、秋の新入寮生歓迎会で行ったBBQでは、3カ月前から企画を開始し、大学・管理会社・寮長・寮母さんなど多くの方と交渉をしました。当日は午前8時にレンタカーで買い出しに行き、予算内に収まるように120人分の食材を調達し、その後、全身に煙を浴びながらお肉を焼き、寮生とコミュニケーションを取りました。
一つのイベントだけでも、スケジュール管理や大人との交渉、会計、広報など多くのタスクを協力してこなさなければなりません。責任の重さと苦労がある反面、一寮生としては得ることができない学びや出会いをたくさん経験することができます。
また、個人的には、2023年度はRA10人をまとめるリーダーを担ったため、マネジメントや人材育成の面での学びも多くありました。
井上さん 寮生に楽しさや思い出を届けることができるとともに、周囲を巻き込んで、活動する経験ができることがRAの魅力です。MGVでは、10以上の国から来た、200人以上の寮生が生活しています。このように同じ空間で生活し、たくさんの多様な寮生を巻き込んだ活動をする経験は、RAならではのものです。

どのような雰囲気の寮を目指したいですか?
岡田さん 「寮生全員にとって、帰りたいと思える家になること」が目標です。地元を離れ一人で東京に来た寮生に、「第2の実家」と呼べるようなアットホームさを感じてもらうこと、そして、大学卒業後や留学後、「もう一度寮生に会いにMGVに行きたい!」と思えるような、すてきな思い出をたくさん作ることができる寮にすることが理想です。
井上さん 寮生間の活発な交流を通して、寮生一人ひとりが生き生きと生活することができる雰囲気の寮を作りたいです。私は、MGVの強みは居住者と留学生が多く、寮生が交流を通して、さまざまな文化に触れることができ、視野を広く持てる点だと考えています。この強みを生かすことができるよう、寮生同士の交流促進に向けた取り組みをしていきたいです。
MGVに入寮を希望している受験生や学生、留学生にメッセージをお願いします。
岡田さん MGVは、「家族のような温かさ」と「友達同士の楽しさ」を世界規模で味わえる寮です。「いってらっしゃい」「おかえりなさい」を言い合う相手がいる、1人暮らしでは味わえない温かさ。レポートに一緒に取り組んだり、恋愛相談をしたり、誕生日パーティーを開いたりと、同年代だからこそ味わえる楽しさ。これらを、日本にいながらさまざまな国の寮生と体験することができます。「住む場所」ではなく「学ぶ場所」として、MGVを選んでみませんか?
井上さん 私は、MGVの強みは日本各地、世界各地からさまざまな背景を持った学生が集まっているため、寮生が交流を通して、視野を広げることができる点です。ここでの生活を通して、新たな発見や気付きをたくさん得ることができ、今まで知らなかったことを学ぶことができます。たくさんの人と交流をしたい人にはとてもお勧めです。皆さんとお会いできる日を楽しみにしています。
Meiji NOWでは、Xアカウント(@meiji_now)で日々の更新情報をお知らせしています。Xをご利用の方は、以下のボタンからMeiji NOW公式アカウントをフォローして、情報収集にご活用ください。
※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです