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2025.05.26

駐日エクアドル臨時大使を迎え、特別授業を実施|商学部

商学部
特別授業後の集合写真

商学部は5月14日、駐日エクアドル共和国大使館の臨時代理大使マリア・エレナ・モレイラ博士を講師に迎え、「カカオの起源と豊かな文化」と題した特別授業を開催した。

今回の特別授業はグローバルビジネスコース・所康弘ゼミナールの授業の一環として実施され、赤道直下の南米・エクアドルの歴史と文化、特に、同国が誇る「世界最古のカカオ文化」に焦点を当て講演が行われた。モレイラ博士は、1月に開催された同ゼミ主催の「ラテンアメリカ・カリブ映画祭」でエクアドルの映画紹介の際に登壇しており、その縁で今回の特別授業が実現した。

講演では、エクアドルの多様な地域文化やガラパゴス諸島の自然の恵み、日本とエクアドルの二国間経済関係について、映像とスライドを用いて紹介があった。また、世界最古のカカオ文化について、カカオ文化を研究する著名な考古学者フランシスコ・バルデス氏からのビデオメッセージが上映され、参加者らがエクアドルにおけるカカオの考古学的価値を知る機会となった。

講演中の様子講演中の様子

担当教員の所教授は最後に、「この特別授業が、明治大学とエクアドルの新たな絆を生み、若い人たちが国境を越えて学び合い、共に未来をつくっていく第一歩になることを願っている」と結んだ。

今回の特別授業には、エクアドルの高校と交流授業を行っている東洋女子高等学校の生徒と教頭・教諭ら17人も参加し、世代や国境を越えた学びと交流が生まれた。商学部では今後も、多文化理解を促進し、世界を舞台に活躍するグローバル人材の育成を目指した取り組みを積極的に展開していく。(商学部事務室)