研究
2024.11.06
宮下芳明研究室による「多視点からの見た目が変化する料理」を実現する技術が、先端テクノロジー社会実装プログラム(TIP)に採択(先端数理科学研究科)
数理・データサイエンス・AI
先端数理科学研究科 先端メディアサイエンス専攻 宮下芳明研究室 吉本健義さん(博士前期課程1年)の研究成果「Edible Lenticular Cuisine:レンズ形状のゼリーを活用した多視点からの見た目が変化する料理の提案」が、先端テクノロジー社会実装プログラムTechnology Implementation Program(TIP)に採択されました。
本研究は、ゼリー素材を光学素子の形状に成形し、特殊な画像パターンと組み合わせることで、視点によって見た目が変化する食品を実現した研究です。2022年よりフレンチレストラン「élan vital」と共同開発が進められており、その成果である「レンチキュラーサラダ」は2023年よりélan vitalの実店舗で提供され、好評を博しています。
TIPは、大学・専門学校等の研究機関が開発した先端的なコンテンツ技術の社会実装と海外展開を支援するプログラムです。公募・推薦により集まった技術の中から厳正な審査を行い、採択された技術に対して展示会出展やアイデアソン開催、専門家によるメンタリングなど、実用化に向けた包括的な支援を提供しています。
TIP事業の一環として行われる本研究の展示は、INTER BEE IGNITION × DCEXPO(会期:2024年11月13日(水)〜15日(金)/会場:幕張メッセ)にて実施します。会期中は開発したレンズゼリー食品を提供する試食デモを行う予定です(数量限定)。
