川崎フロンターレ「健康長寿フェスタ」で明大スポーツがパラスポーツのイベントを開催、澤井ゼミもボランティアとして参加

サッカーJ1リーグ・川崎フロンターレによるイベント「健康長寿フェスタ」が9月16日、Anker フロンタウン生田(神奈川県川崎市)で開催され、明大生がブースを出展、ボランティアスタッフとして参加するなど、イベントを盛り上げた。
このイベントは、同チームが「人生100年時代~こころも体もハッピーライフ~」をテーマに、シニア層を対象とした健康促進イベントとして2022年から実施しているもの。当日は健康料理セミナーやスナッグゴルフなど計13個の健康や運動に関わる体験ブースが出展した。
体験ブースには、明治大学体育会明大スポーツ新聞部(明スポ)が参加。「ボッチャで遊ぼっちゃ!with 明スポ」と題して、パラスポーツの「ボッチャ」の体験ブースを運営した。明大スポーツは2019年からパラスポーツの普及活動に取り組み、明大祭等で定期的にボッチャの体験イベントを実施している。
当日は老若男女問わず約100人がボッチャを体験し、来場者と学生との対戦で大いに盛り上がりを見せた。同ブースには、川崎フロンターレU-18に所属する山本健翔選手もスタッフとしてサポートに入り、明大生にとっても刺激的な時間となった。


また、イベント全体のボランティアスタッフとして、明治大学商学部・澤井和彦ゼミナールが参加。川崎フロンターレに勤務する澤井ゼミの卒業生が、ゲスト講義で地域活動について紹介したことが参加のきっかけとなった。今回は2年生を中心に、10人の学生が参加。
高齢者向けのイベント運営の補助や来場者に対してのアンケート調査、澤井ゼミの卒業生へのインタビューなどを行った。ゼミ生は、「Jリーグの地域イベントを運営側から体験する中で、市民の方との距離の近さを感じることができた。普段から地域と交流することの大切さを学んだ」と今回のイベントを振り返った。

Anker フロンタウン生田は同チームのアカデミー(育成組織)の練習拠点でありながら、一般市民も利用できる首都圏最大級の総合スポーツ施設で、グラウンドや体育館は本学の公認団体も利用している。また、周辺地域の防災の拠点になっており、その構想と具体化には理工学部の山本俊哉教授が大きく貢献している。同教授の研究室では施設全体の模型も制作しており、これが川崎フロンターレ「2022ファン感謝デー」のイベントでも披露された。そうした背景の中、今回も継続的な地域連携の取り組みとなり、地元に根差して本学の魅力を伝える有意義なイベントとなった。
川崎フロンターレ・イベント担当者のコメント
出口陽介さん
川崎フロンターレはサッカークラブではありますが、サッカーだけでなく、「体を動かす」という点で地域に貢献したいという趣旨で、今回のイベントを実施しました。このイベントをきっかけに、「日々の生活で何かしてみよう」「少し歩いてみよう」と日々の健康に役立てばうれしいです。
大学生と関われるブースだったのは特殊で、印象的でした。ご高齢のおじいちゃん、おばあちゃんたちも大学生とお話ししたり、一緒に遊んだり、といった楽しそうな姿を見ることができ、うれしく思いました。