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2026.05.08

丸山希選手インタビュー|けがを乗り越え五輪初出場で手にした二つのメダル|ミラノ・コルティナ冬季五輪メダリスト

卒業生インタビュースポーツMeijing

丸山希選手(2021年政治経済学部卒業)は、ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックで、スキージャンプ女子ノーマルヒル個人とスキージャンプ混合団体の両種目で銅メダルを獲得し、五輪初出場で複数メダル獲得の快挙を達成しました。
今回は初出場となったオリンピックの振り返りや明治大学での思い出、今後の夢などについて伺いました。

プロフィールミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック
スキージャンプ女子ノーマルヒル個人銅メダリスト・スキージャンプ混合団体銅メダリスト
丸山希選手(2021年政治経済学部卒業)

【主な戦歴・受賞歴】

  • 2026年 ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック スキージャンプ女子 ノーマルヒル個人 銅メダル
  • 2026年 ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック スキージャンプ 混合団体 銅メダル
  • 2026年 ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック スキージャンプ女子 ラージヒル個人 8位入賞
  • 2025年 ワールドカップ スキージャンプ女子 ノーマルヒル個人 第19戦 優勝
  • 2025年 ワールドカップ スキージャンプ女子 ラージヒル個人 第9戦 優勝
  • 2025年 ワールドカップ スキージャンプ女子 ラージヒル個人 第7戦 優勝
  • 2025年 ワールドカップ スキージャンプ女子 ノーマルヒル個人 第3戦 優勝
  • 2025年 ワールドカップ スキージャンプ女子 ラージヒル個人 第2戦 優勝
  • 2025年 ワールドカップ スキージャンプ女子 ラージヒル個人 第1戦 優勝
  • 2025年 ワールドカップ スキージャンプ 混合団体 第1戦 優勝

けがを乗り越え、五輪初出場でつかんだ二つの銅メダル

――ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックでは、ノーマルヒル個人銅メダル、スキージャンプ混合団体でも銅メダル、そしてラージヒル個人で8位入賞、本当におめでとうございます!オリンピック初出場での快挙となりましたが、まずは今の感想を教えてください。

丸山希選手(以下:丸山) ありがとうございます。前回の北京五輪では直前でけがをしてしまい出場がかなわなかったので、今回は4年越しのオリンピックに出場することができうれしかったです。また、今シーズンはワールドカップでも複数回優勝を経験し、良い状態でオリンピックという大舞台を迎えることができました。五輪では今までにない緊張感に包まれましたが、楽しむことができました。

ノーマルヒル個人とスキージャンプ混合団体の2種目で銅メダルを獲得した丸山選手

――ノーマルヒル個人では見事、日本勢でのメダル第1号に輝きました。メダルを獲得された当時のお気持ちを教えてください。

丸山 前日の公式練習はあまりいい状態ではなかったので、練習後に横川朝治コーチ(北野建設スキー部監督・体育会スキー部ジャンプコーチ、1989年政治経済学部卒業)に電話し、アドバイスをいただきました。その後も何本もシミュレーションを繰り返し、自分が納得いくジャンプができるまでひたすら練習しました。

本番直前の最後の練習で思い通りのジャンプができ、「今日はいけるぞ」という状態まで持っていくことができました。そして迎えた本番、2本目には100メートルのジャンプを飛び、メダルが決まった瞬間はとてもほっとしました。

五輪初出場で見事銅メダルを獲得した丸山選手(写真:長田洋平/アフロスポーツ)

――スキージャンプ混合団体(男子2人、女子2人)で丸山選手は日本チームの1番手を担いました。大きなプレッシャーがかかる場面だったかと思いますが、どのような気持ちでジャンプ台に向かいましたか。

丸山 1番手ということでプレッシャーはありましたが、チームのみんな(小林陵侑選手、高梨沙羅選手、二階堂蓮選手)が「行ってらっしゃい!」と気持ち良く送り出してくれたので、自分のジャンプに集中でき、本番で最大限のジャンプが出せたと思います。

――試合前に日本チームの皆さんから言われた言葉の中で、特に印象に残っている言葉を教えてください。

丸山 本番前に高梨選手から「楽しんで飛んできてね」って言ってもらったことです。みんなでグータッチをして更衣室を出たことがとても印象に残っています。

――丸山選手が感じるチーム戦の魅力を教えてください。

丸山 チーム戦は個人戦とは違い、やはりチームワークが何よりも大切であり、一番の魅力だと感じています。チーム戦は、1人の成績で結果が大きく変わってきてしまいますが、みんなで「大丈夫、何とかするから」とカバーし合う心強さがあります。日本チームの勢いが良かったからこそ、自分がどんなジャンプをしても周りが助けてくれる心強さがあったので、自信を持って飛ぶことができました。

スキージャンプ混合団体で銅メダルを獲得した選手ら(左から2番目が丸山選手)(写真:長田洋平/アフロスポーツ)

――2022年の北京冬季五輪では直前でけががあり、残念ながら出場がかないませんでした。その間にもさまざまな困難を経験されたかと思います。今回の五輪出場を経験して得た学びや成長はどのようなことでしょうか。

丸山 けがをしてよかったと思うことは1つもありませんが、悔しい思いをしたからこそ、オリンピックという大舞台で「メダルを取りたい!」という思いが強くなりました。この経験があったからこそ、こうして2つのメダルを持って帰ることができたと思います。

スキー部で切磋琢磨し合える環境が大きな刺激に

――続いて明治大学体育会スキー部での思い出について伺います。スキー部で得た学びや経験が、現在にも生かされていることはありますか。

丸山 寮生活で学んだコミュニケーションスキルです。寮では1年生から4年生までが一緒に生活していて、お互いに切磋琢磨しながら、日々の練習に向き合っていました。ナショナルチームにいた先輩たちの姿を間近に見ながら練習に取り組める環境は、とてもありがたく、部のみんなの存在が私にとって大きな刺激になっていました。

――明治大学での一番の思い出は何ですか。

丸山 授業で一緒になった友人たちと一緒に学食に行ったり、たわいない話をしたりといった何気ない時間が一番印象に残っています。その友人たちとは卒業して数年が経った今でも、仲良くしています。

丸山選手からのメッセージ

――今後の夢、目標を教えてください。

丸山 私の競技生活における最大の目標は、オリンピックで金メダルを獲得することです。4年後のフランス・アルプス2030冬季オリンピックでは金メダルを取りたいです。また、今シーズンはワールドカップを総合2位で終えましたが、来シーズンこそはワールドカップの総合優勝を目指して頑張りたいです。

――最後に明大生に向けてのメッセージをお願いします!

丸山 私はスキージャンパー選手の中でも成績が出るまでに時間がかかりましたが、高校、大学、社会人と諦めずに競技を続けてきました。その結果、今回オリンピックで2つのメダルを獲得することができました。明大生の皆さんも何事も諦めずに「前へ」進み続けてほしいです!

――大変貴重なお話を伺うことができました。本日は、ありがとうございました。

丸山選手のMeijingは「諦めずに進み続ける」を意味する “Keep go” ing
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※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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