【第3回】株式会社TBSテレビアナウンサー熊崎風斗さん・山本恵里伽さんにインタビューはこちら(2018年5月31日公開)
目標にしている人や、今後やってみたいこと
山本 私は報道分野でやっていきたいと思っています。今も報道番組を担当していますが、報道にかかわっている皆さんのことをとても尊敬しています。アナウンサーに限らず、記者の方などもそうです。もっといろいろなことを勉強して、報道番組にこれからも携わっていくと同時に、いつか自分で取材に行って、何か映像を作ったりもしてみたいです。
熊崎 私は、最初は「あのアナウンサーがすてきだな」とか、「あの人すごいな」などと思っていましたが、正直今はそういった人はいません。2018年の4月で6年目になりましたが、目標も特に無くなってきました。ただ、私は陸上経験があって、今も走ることがあるので、世界陸上という大きな世界大会に携われるような人間になっていきたいです。前回も担当しましたが、もっと日本中が熱狂するようなメダル争いの実況をしたいです。また、長期的な目標としてはオリンピックに携わりたいと思っていますが、今はそれよりもまず目の前の、今年やりたいことや来年やりたいことなどといった、短い目標を作っています。
山本 2020年には東京オリンピックがありますものね。
熊崎さんから見た山本さんはどんな後輩?山本さんから見た熊崎さんはどんな先輩?
熊崎 山本さんはとてもまじめで、一緒に仕事をしていると、仕事に真摯に向き合っているのがよく伝わってきます。大学時代からキャスターの仕事をしていたと先ほど言っていましたが、原稿読みなども安定していて、さらに落ち着いていて上手いです。このままいけば、TBSを支える報道キャスターになるのも現実的な話として出てくると思います。このまま頑張ってTBSを支えるような人間になってほしいです。
山本 ありがとうございます。少し恥ずかしいですね。
熊崎 いやいや、本当ですよ。
山本 熊崎さんは、私にとって何でも話せる先輩です。私は「こういうことを言ったらどういう風に思われるかな」と考えてしまいがちなのですが、熊崎さんには遠慮せずにいろいろなことを相談することができます。熊崎さんと同期の先輩方は、皆さんそういった雰囲気がありませんか?面倒見も良い方々ですよね。
熊崎 どうなのでしょうね。同期は私を含めて4人いますが、さばさばしているかもしれないです。
山本 だめなことは「だめ」って言ってくれますし、良いことは「良いよ」って言ってくれますよね。
熊崎 もしかしたら人に興味を持っていないだけなのかもしれないですが(笑)。
山本 あはは。でも、そういうのが逆に後輩としては、何でも言える先輩という認識になります。熊崎さんは、「Nスタ」の皆さんからも本当に愛されていますよね。
熊崎 愛されているのはありがたいのですが、私は今年でもう29歳になるんですよ。愛されるだけではだめなのではないのかなと思い始めています。山本さんのように、しっかりした一面をもう少し出していきたいなとも思います(笑)。
山本 いやいや、私は全然しっかりしていないので。
熊崎 結局無いものねだりになってしまうというのは、アナウンサーによくあることだと思います。自分が携わっていない番組に携わりたいなと思いますし、それができたらできたで、もっとこういうことをやりたいなと思います。
山本 隣の芝はとても青いですよね(笑)。
熊崎 アナウンサーは、満足することがない、欲深い人たちが集まっていると思います。全部理想的な仕事ができているのではないかと思うような人も、意外と満足していません。「もっとこんな仕事もやりたい」といったことをみんなが思っています。そういう意味では、もう本当に終わりがない話になってしまいます。
山本 そうですね、どん欲であり続けたいですね。
――学生時代の思い出から、就職活動、アナウンサーの仕事まで、お二人から明大生の参考になるたくさんのお話をいただきました。長時間にわたるインタビュー、ありがとうございました。
※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、インタビュー当時(2018年3月16日)のものです
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