どのようにして『砂プリン』は誕生した?『砂プリン』開発秘話
―― 鳥取=砂丘というイメージは多くの人が持っていると思うのですが、それをプリンにしようというアイディアはなかなか浮かばないと思います。『砂プリン』のアイディアはどのようにして生まれたのですか。また、『砂プリン』を開発していく中で大変だったことなどがあれば教えてください。
川村さん(以下:川村)もともと大のプリン好きだということと、プリンづくりの師匠がいたので、プリンのお店にすることにしました。その中で、今回鳥取砂丘の目の前にあるお店として、「鳥取砂丘の新しい名物になる商品を作りたい!」という思いが強くあり、当初からまるで砂を食べているような食感のプリン『砂プリン』という構想がありました。ただ、砂の食感を粉末カラメルで表現していく上で、「じゃりっ」とした食感に嫌味がなく、そして最適な美味しい状態で提供するために、粉末カラメルの原材料の比率や保管方法には試行錯誤がありました。
―― 粉末カラメルのあの「じゃりっ」と感を出すまでに、多くの試行錯誤があったのですね。鳥取砂丘の目の前にあるお店とのことなので、ぜひお店でプリンをいただきたいです。
『砂プリン』のこだわりやアピールポイント
―― 他の商品では味わえない『砂プリン』のこだわりやアピールポイントを教えてください。
川村 やはり粉末カラメルをかけて食べる新感覚の「じゃりっ」としたプリンという点です。この表現でプリンを食べてみようとなかなか思わないですが、お店が鳥取砂丘の前ということで、食べてみたいと思っていただける唯一の場所だと思っています。
―― 実際にお取り寄せをして『砂プリン』をいただいたのですが、粉末カラメルの「じゃりっ」とした食感とプリンの「とろっ」とした食感が相性抜群でした!今まで食べたことのない新しい食感で、とても面白かったです。公式のオンラインストアからお取り寄せもできるので、皆さんにもぜひ味わっていただきたいです!

「プリンを通して鳥取愛を育む」がコンセプトの「TottoPURIN」 川村さんと鳥取県の関係とは?
――「プリンを通して鳥取愛を育む」というコンセプトがとても魅力的に感じたのですが、川村さん自身は鳥取県に何かゆかりがあるのでしょうか。
川村 実は、鳥取県は全く縁もゆかりもない土地でした。前職での全国出張で、鳥取県は「自然が素晴らしいこと」「人口が日本一少なく、起業家も日本一少ないこと」を知り、いわゆる課題先進県と言われていたこの場所でチャレンジすることに意義を感じて鳥取県への移住を決めました。
―― 川村さんが鳥取県出身の方だと思い込んでいたため、この話をお聞きしてとても驚きました。川村さんにとって鳥取県はそれほど魅力的な場所だったのですね。
最後に川村さんに今後の展望についてお尋ねしました!
―― お調べしたところ、川村さんは「TottoPURIN」に加え、大山の氷を使用したかき氷の専門店「さんかく氷」も経営されているそうですね。鳥取の魅力を活かしたさまざまな事業に取り組まれている川村さんですが、今後鳥取県をどのような場所にしていきたいですか。また、今後の展望があればお聞きしたいです。
川村 移住を決めた際に、鳥取を中心とした地方創生で課題解決をしたいと考えていました。その大きなビジョンとして「便利さ・金銭面以外の幸福感」をどれだけ高められるかだと思っています。具体的には、美味しい食事や豊かな自然、そして独自の文化性を感じながら暮らすことが地方ではできるということです。鳥取がそんな場所であることをお店を通して発信していきます。
また、今後の展望としては、1年に1事業の展開をしていくことで、常に鳥取でも新しいことが起こっているという感覚を県民や地域外の人に感じてもらい、鳥取でもっと多くのチャレンジしていく人を増やしていきたいと思っています。来年度にはワークスペースなどの運用も予定しており、鳥取でチャレンジする人同士がつながり、さらに新たな取り組み・継続的な取り組みに広がっていくようにしていきたいと思っています。
―― 鳥取県の魅力を発信する、さまざまな取り組みを続けていかれるのですね。今後の活動にも目が離せません!鳥取砂丘からすぐの場所にあるお店なので、皆さんも鳥取県に行く際にはぜひ立ち寄ってみてください。
今回紹介した魅力スポットMAP

取材担当者から~皆さんへのメッセージ~
私の書いた記事を通して、「TottoPURIN」や鳥取県について多くの人に興味を持っていただけたらうれしいです!取材に協力してくださった川村さん本当にありがとうございました。
※記事中に掲載した写真は撮影時のみマスクを外すなどの配慮をしております
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