2019.05.29

【特集・第3回】日本テレビ放送網株式会社アナウンサー 伊藤遼さんにインタビュー


【特集・第2回】日本テレビ放送網株式会社アナウンサー 伊藤遼さんにインタビューは こちら

明大卒の先輩アナウンサーとのかかわりは?

水野 日本テレビには、同じ明治大学出身のアナウンサーの方々もいらっしゃいますよね。

伊藤 明治大学を卒業して現役で日本テレビのアナウンサーをしているのは、私を含めて5人です。報道を中心に担当している矢島学アナウンサーと、スポーツ実況で去年ワールドカップでもとても話題になった中野謙吾アナウンサー、サッカー部出身で、先日日本代表の実況デビューをした山本紘之アナウンサー、一つ下に当たる後輩の篠原光アナウンサーと、私になります。あまり大学でのくくりはありませんが、やはり同じ大学だと校舎の話や学生生活の話など通じる部分があり、話が盛り上がりますね。

水野 山本さんには、『MEIJI NOW』の前身の冊子『M-style』にご出演いただいたことがあるのですが、どのようなかかわりがありますか?

伊藤 山本アナと先日一緒にカレーを食べていた際に「取材を受けます」という報告をしたのですが、「よかったじゃん!」と言ってくれました。山本アナと私は年次が6つ違い、私には妹しかいませんが、兄ができたような感覚です。

先日も山本アナと二人で話をしている中で、私の業務についての相談をしたところ、忙しい中聞いてくれました。優しい先輩です。

水野 そうなんですね。

伊藤 一緒にカラオケにも行きます。お酒も飲みに行きますし、今度2人で買い物に行こうという話もしています。

水野 先輩後輩としても、プライベートでも仲が良いのですね。

伊藤 そうですね。本当に尊敬しています。

マスコミ志望で明治大学に。多様性ある学部で学ぶ

水野 次は、学生生活についてお伺いさせてください。明治大学に入学しようと思った理由と、情報コミュニケーション学部を選んだ理由は何ですか?

伊藤 もともとマスコミ志望だったので、その中で明治大学出身の先輩方を拝見したときに、明治大学には日本テレビの先輩以外にも安住紳一郎アナウンサーなどもいます。また、近い存在では、私のゼミの先輩でもあるテレビ朝日の林美沙希アナウンサーもいます。明治大学では、マスコミ業界に入る上で非常に多くのことを勉強できるのではないかと思ったことや、卒業生の先輩方が私にとって非常に魅力的で、私もそうなりたいと思ったことがきっかけで志望しました。

その中でも情報コミュニケーション学部は、さまざまな視点で多くのことを学べる、多様性のある学部である点が志望動機の大きな部分を占めています。

水野 学生生活はどのようなものでしたか?

伊藤 楽しかったですよ。高校時代は男子校だったので、大勢の女性と一緒に学ぶということが3年ぶりだったので、まずそこでは緊張しました。(笑)でも、本当にたくさんの良い友人に恵まれましたし、学校での勉強でも本当にさまざまなことを学べました。たくさんのことが想起されるので、良い意味で「この授業が面白かった」というのはないです。

水野 それぞれが面白かったんですね。

伊藤 情報コミュニケーション学部ってそうですよね?今も変わらないですよね?

水野 そうだと思います。

伊藤 私も法律のことを学んだり、日本史の深いところを学んだり、経済を学んだり、幅広く学べて楽しかったですね。

2年越しの念願かなって友野ゼミに入室

水野 ゼミはどのようなゼミに入っていましたか?

伊藤 2019年3月で定年退職された、友野典男先生のゼミに入っていました。情報コミュニケーション学部では1年生から基礎ゼミがありますが、基礎ゼミでは友野先生が人気過ぎて入れなかったんです。

水野 そうなんですか!

伊藤 友野先生に人気が集中しているのは知っていたので、1、2年次はほかのゼミに入って楽しみました。1、2年生はアトランダムにピックアップされますが、3年次では試験があると聞き、これは2年越しに友野先生の下で勉強させていただきたいと思い、友野先生のゼミに入りました。

水野 どうして友野ゼミに入りたいと思ったのですか?

伊藤 友野ゼミでは行動経済学を勉強していて、情報コミュニケーション学部なのに経済学なんだと思ったのが印象的でした。先生や先輩たちの雰囲気がとても温かったのも良かったですね。

水野 マスコミ系のゼミは考えなかったのですか?

伊藤 考えましたが、大学でマスコミについて学びながらゼミでもマスコミの勉強をすると、マスコミのことしか見られなくなってしまうと思っていて。ほかの授業でマスコミ系を取っていたので、ゼミでは友人と楽しくコミュニケーションを取りながら学べる場所が良いなと思い友野ゼミにしました。後悔は一切ないですね。

水野 そうなんですか!そこでよかったなと思うのですね。

伊藤 先日、友野先生の退職をお祝いする会を開催しました。紫紺館で開催し、今までのゼミの先輩方や先生の奥さまをお呼びして、盛大な会になりました。ただ、私は午前中の紫紺館の会は仕事の都合で参加できず、2次会・3次会までやってくれとお願いして顔を出しました。2次会・3次会までたくさんの人が残っているのを見て、友野先生はやはり魅力的な方なんだなと、ぐっとくるものがありましたね。

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、インタビュー当時(2019年3月27日)のものです

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